▼どんなえいご絵本?
それはクリスマスの前の夜。家中のいきものたち、ネズミさえも動かなくなったころ、窓の外にサンタクロースのソリと8頭のトナカイたちが見えました。たくさんのおもちゃを持って煙突から入ってくるサンタクロース。この詩のイメージが、現在私たちが知っているサンタクロースのオリジナルといわれていています。
作者はこの詩を自分の子どもたちのために書きました。西暦280年にトルコにいた聖ニコラスをモデルにサンタクロースを描いたそうです。この詩をとおして子どもたちに伝えたかったのは、聖ニコラスが行ったように、与えること(giving)、希望 (hope)、励ますこと (good cheer)、愛 (love)などを心から分かち合うことなのかもしれません。
この詩の中に登場する8頭のトナカイたちにそれぞれついている名前は、詩のリズム感に合うように選ばれたという説があります。クリスマスの曲として有名な「真っ赤なお鼻のトナカイさん」の「ルドルフ」は、ずっと後の1939年に別の作者が書いたお話しなので、それよりずっと前の1822年に書かれたこの詩には出てきません。ちなみにルドルフはソリを引く8匹を先導する役。暗い夜道ではぴかぴか光るおまえの鼻が役に立つ、そんふうにサンタクロースがいっている先導役のトナカイです。
▼著者について
American scholar of Hebrew and teacher, best known for having been credited with writing the poem “A Visit from St. Nicholas” (also known as “ ’Twas the Night Before Christmas”).
The son of the Reverend Benjamin Moore, a president of Columbia College (later University), young Moore was educated there and had a lifelong interest in church matters. He was professor of Oriental and Greek literature at the General Theological Seminary (1821–50) in New York City.
引用:https://www.britannica.com/biography/Clement-Clarke-Moore(2022.12.15)
アメリカのヘブライ語学者、教師。詩「聖ニコラスの訪問」(別名「クリスマスの前の夜」)の作者として知られる。
コロンビア大学の学長であったベンジャミン・ムーア牧師の息子として生まれ、同大学で教育を受け、生涯にわたって教会の問題に関心を持ち続けた。彼はニューヨークの一般神学校で東洋文学とギリシャ文学の教授を務めた(1821-50年)。(HELLO, WORLD!にて要約)
著者名 | Clement C. Moore |
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出版社名 | Golden Books |
外寸 | 20.3 x 0.5 x 16.7 cm |
ページ数 | 24ページ |
発売日 | 2011/9/13 |