子供が愛されすぎる国!11月14日はインドの「Children’s Day(子供の日)」

子供が愛されすぎる国!11月14日はインドの「Children’s Day(子供の日)」

1954年に国連が11月20日を「世界こどもの日」を宣言。もともと1857年にアメリカで始まり、世界のほとんどの国では6月1日にお祝いをしますね。

実は、インドでは特別な背景があり11月14日がお祝いの日となっています。今回は、インドの「Children’s Day(子供の日)」についてご紹介いたします。


インド初代ネルー首相の子供への特別な想い


インドでは、1956年以前毎年11月20日に「こどもの日」を祝日としていました。

1964年にジャワハルラール・ネルーが逝去した後、11月14日を子どもの日と定め、インド初代首相の生誕記念日と共にお祝いをします。

ネルー首相は、ガンジーの指導のもと1947年のインド独立闘争の指導者となりました。主権国家、社会主義、世俗主義、民主共和国としての独立インドの礎を築いた人物。


ネルーは、国家を形成する上で子どもたちの重要性を強調し、インドの子どもたちに教育という遺産を残しました。近代のインドの基礎を築いた人物としてリスペクトされています。


 "Children are like buds in a garden and should be carefully and lovingly nurtured, as they are the future of the nation and the citizens of tomorrow.” 

子どもたちは庭の芽のようなもので、国の未来、明日の市民である以上、大切に愛情をもって育てなければならない)

He once said, "The children of today will make the India of tomorrow. The way we bring them up will determine the future of the country." 

今日(いま)の子供たちが明日のインドを作るのです。彼らの育て方が、この国の未来を決めるのです 

ネルー首相より



ネルー首相の思想が引き継がれるインド人の子供を敬う姿勢

ネルー首相の言葉の通り、インドでは子供は未来を作る存在として敬われ、子供中心の社会です。

子連れの親は、空港や公の施設、レストランやモールなど様々なところで優先されており、笑顔で迎えられます。

子供は社会に大切にされているという世界観の中で、自己肯定感を養い、自身が恩恵を受けたように自分より小さな子供に対して優しく接する様子をよく見かけます。



インドの「Children’s Day(子供の日)」のアクティビティ

インドのChildren's dayでは、多くの学校で盛大にお祝いをします。

パーティ用の服を着て登校し、「子どもの日」のスピーチや楽しいアクティビティや、ネルー首相について学び、子供の権利、ケア、そして教育の大切さについて子供も共に認識を高めていきます。

Children’s Dayのスピーチの様子です。お子様と一緒に見てみてくださいね。


 



参考元:
National today
https://nationaltoday.com/childrens-day-india/

Business standard
https://www.business-standard.com/about/when-is-children-s-day

ユニセフ
https://www.unicef.or.jp/wcd/